2006.10月の映画★父親たちの星条旗★製作年度 2006年 上映時間 132分 監督 クリント・イーストウッド 出演もしくは声の出演 ライアン・フィリップ 、ジェシー・ブラッドフォード 、アダム・ビーチ 、ジェイミー・ベル 、バリー・ペッパー 、ポール・ウォーカー 第二次世界大戦の末期、硫黄島の激戦の最中、一枚の写真が取られた。 アメリカの6人の兵士が星条旗を掲げる。 この一枚の写真が本土で広く掲載され6人は英雄となる。 しかし6人のうち3人はこの撮影の後戦死して、3人は本土の帰ることになる。 人生が大きく変わってしまった3人だが、その後順風満帆の人生を送ることではなかった。 戦争とは現実と伝えられる部分でのギャップに戦争経験者達は苦悩の日々が一生続いた。 監督はクリント・イーストウッドで、日本との戦争はそのものよりもこの後の人生で悩み苦しみ、それを公に出来ないことを物語るが、この映画の主旨はそのまま受け止めるとしても、圧倒的な戦力の差に完全に敗色が見えた闘いをした日本を見ると複雑な心境だ。 ★アルティメット★製作年度 2004年 上映時間 85分 監督 ピエール・モレル 出演もしくは声の出演 シリル・ラファエリ 、ダヴィッド・ベル 、トニー・ダマリオ 、ラルビ・ナセリ 、ダニー・ヴェリッシモ この映画、昨日のタイムスケジュールで2回の上映だったが、今日調べるとなんと!1回になっていた。 フランス映画で有名キャストではないところが不調か。 案の定、館内も悲しいほどお客の少ないこと…。 まずポスターで目に入ったのは、「NO CG! NO STUNT! NO WIRE!」だった。 本物のアクションと、スピード感など、これはたまらないというところ。 鍛え抜かれた肉体や切れの良い格闘シーンはカンフー物などにもダブルが、カーアクションや銃撃のシーンはハリウッドの向こうを十分に張るものだった。 2010年のパリでは腐敗した街となって麻薬がはびこり、その一味により時限爆弾が盗まれた。 タイムリミットは24時間。 当局の捜査官と麻薬一層に立ち向かう男二人のコンビが組織に潜入する。 麻薬一味の風体や存在感のある体つきは威圧感を与える。 出てくる車にも興味深い、バッチリとカスタマイズされた日本車や欧州車にも注目。 車好きにとっても注目できる。 レベルの高いアクションだ。 ★地下鉄(メトロ)に乗って★製作年度 2006年 上映時間 121分 監督 篠原哲雄 出演もしくは声の出演 堤真一 、岡本綾 、常盤貴子 、大沢たかお 、田中泯 、笹野高史 地下鉄の出口を出るとそこは昭和39年、東京オリンピック開催の年だった。 そこからの展開を楽しみにしたが特に興味を引く流れにはならなかった。 タイムスリップしてしまう時代背景と堤真一の「三丁目…」ダブルような解説があったが三丁目のほうがしっかりたストーリーに対し、こちらは戦後の混乱期にタイムスリップしたり父親の生涯を綴っているのだが最後になるまで理解に苦しんだ。 不倫相手(岡本綾)との別れの直前で過去の二人の関係が出てくるが突然地下鉄でタイムスリップする様子は意味不明。 三丁目は良く出来た作品だったが、こちらを比べるのは無理がある。 ★16ブロック★製作年度 2006年 上映時間 101分 監督 リチャード・ドナー 出演もしくは声の出演 ブルース・ウィリス 、モス・デフ 、デヴィッド・モース 、ジェナ・スターン 、ケイシー・サンダー 、シルク・コザート わずか16ブロック先の裁判所へ囚人を護送する刑事と囚人。 距離はほんのわずかだが街の雑踏と、車の渋滞や裏町のビルなどさまざまな部分で中身の濃いシーンが連続する。 日本の刑事では考えられない仕事に対するラフなスタイルや仕事中の飲酒などそんなことって許されるのか?と思うほどだが。 警察の汚職事件にまきこまれた刑事が追われる立場に。 かなりハードな追跡にギリギリの場面が引きつける。 汚れ役のブルース・ウィリスもなんとなくハマっている。 バスを乗っ取り、窓をふさぎやがては銃弾を四方から浴びながら、逃走するシーンは次の展開が予測しにくい。 やはりアクションはハリウッドが確かだと思う。 ★ザ・センチネル/陰謀の星条旗★製作年度 2006年 上映時間 108分 監督 クラーク・ジョンソン 出演もしくは声の出演 マイケル・ダグラス 、キーファー・サザーランド 、エヴァ・ロンゴリア 、キム・ベイシンガー 、マーティン・ドノヴァン 、リッチー・コスター 大統領を守るシークレットサービスの中に内通者がいる。 大統領と夫人が狙われるが、シークレットサービスのピートがはめられ、脅される。 マイケル・ダグラスの役どころがなかなかスマートでキッチリ決まっていて好感度が上がる。 銃撃戦もなかなかの迫力と違和感のないシチュエーションに見ごたえある。 大統領夫人と関係してしまうという話しは少し飛びすぎ…という感じもする。 現実離れしてはいないか~。 スーツ姿の男達が絡み合うアクションシーンはかっこいい! この手の映画はさすがアメリカと言う感がして普通に見ることが出来た。 ★ワールド・トレード・センター★製作年度 2006年 上映時間 129分 監督 オリヴァー・ストーン 出演もしくは声の出演 ニコラス・ケイジ 、マイケル・ペーニャ 、マギー・ギレンホール 、マリア・ベロ 、スティーヴン・ドーフ 、ジェイ・ヘルナンデス 9・11の同時多発テロから5年が経ち、あの時の忘れられない惨事を今一度、これらの映画が公開された。 前に紹介した「ユナイテッド93」はまさにその時、リアルタイムを物語っているのに対し、この映画はツインタワーに旅客機が衝突した直後に救助に当たった人たちからの話しに基づき映画化された。 救助に向かった湾岸局警察の警官たちが崩れ落ちるワールドトレードセンターのガレキの下に閉じ込められる。 実際のニュースの映像がまた甦るほど、ギリギリでの人命救助の様子や、その無事を祈りながら待つ家族たちの苦悩をリアルに表現している。 ほこりとガレキの中で絶望と希望の繰り返しの心境や息苦しさもよく伝わってくる。 観る側にも当時の衝撃が強烈に迫ってくるものだった。 主演は、ニコラス・ケイジとその部下にマイケル・ベーニャ。 ★レディ・イン・ザ・ウォーター★製作年度 2006年 上映時間 110分 監督 M・ナイト・シャマラン 出演もしくは声の出演 ポール・ジアマッティ 、ブライス・ダラス・ハワード 、フレディ・ロドリゲス 、ジェフリー・ライト 、ボブ・バラバン 、サリタ・チョウドリー 後半になるまでよく理解できなかったというのは正直なところ。 なぞの少女が狙われる、その少女がある時どこからかアパートの管理人のところへやって来る。 得体の知れない化け物、何だろう、木の枝で覆われたようないのしし(?) 目が赤く光る動物が少女を付け狙う。 舞台はアパートの中でその住人達がこの事件(?)に立ち向かっていく姿を一部ホラーかとも思わせる。 実際少女の様子も血の気の引いた、そんなややオカルト的が入ったものだった。 もう少し化け物がどうにかならないものか、と思えるものでよ~く見るとちゃちな作り物といった感じがした。 |